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アンリ・ルソーは、フランスの素朴派の画家である。
素朴派とは、主として19世紀から20世紀にかけて存在した、絵画の一傾向であるが、前述のニコ・ピロスマニと同じ傾向の画家であるが、その存在は広く知れ渡っている。「ナイーヴ・アート」(Naïve Art)、「パントル・ナイーフ」(Peintre Naïf)と呼ばれることもある。
一般には、画家を職業としない者が、正式の教育を受けぬまま、絵画を制作しているケースを意味する。すなわち、その者には別に正式な職業があることが多い。
素朴派の作品は、対象を写実的に描写した、具象的な絵画であることがほとんどであることから、一般的には前衛性がないが、例えば、アンリ・ルソーの一部の作品などについては、前衛的な要素(幻想性等)を認める考え方も強い。
彼は20数年間、パリ市の税関の職員を勤め、仕事の余暇に絵を描いていた「日曜画家」であった。ただし、ルソーの代表作の大部分は彼が税関を退職した後の50歳代に描かれている。
ルソーの絵に登場する人物は大概、真正面向きか真横向きで目鼻立ちは類型化している。また、風景には遠近感がほとんどなく、樹木や草花は葉の1枚1枚が几帳面に描かれている。このような一見稚拙に見える技法を用いながらも、彼の作品は完成度と芸術性の高いもので、いわゆる「日曜画家」の域をはるかに超えており、19世紀末から20世紀初めという時期に、キュビスムやシュルレアリスムを先取りしたとも言える独創的な絵画世界を創造した。
彼の作品には熱帯のジャングルを舞台にしたものが多数ある。画家自身はこうした南国風景を、ナポレオン3世とともにメキシコ従軍した時の思い出をもとに描いたと称していたが、実際には彼は南国へ行ったことはなく、パリの植物園でスケッチしたさまざまな植物を組み合わせて、幻想的な風景を作り上げたのであった。また、写真や雑誌の挿絵を元にして構図を考えた作品のあることも判明している。
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